2017-12-03 17:40:00
B型人間の山歩き
登山の服装・持ち物チェックリスト
2017年12月2日、新潟県関川村の立烏帽子(たてえぼし:680m、692m、696m諸説あり)にある、梁山泊(りょうざんぱく)という山小屋へ1人で遊びに行ってきました。
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2017年12月2日、新潟県関川村の立烏帽子(たてえぼし:680m、692m、696m諸説あり)にある、梁山泊(りょうざんぱく)という山小屋へ1人で遊びに行ってきました。
コースタイム(休憩込み) : 大石ダム駐車場(ゆ~っくり 2時間)梁山泊(普通 1時間)駐車場
当日の歩いたルートのポイントです。
朝9時の大石ダム駐車場です。
公衆トイレがありましたが、冬季は使用不可でした。
雪が降っています。なので、今日は傘を差して歩いて行きます。それでは参りましょう~
トイレの脇の大石ダム周辺の案内図です(クリックで拡大)
大石ダムです。初めて来ました。立派なダムですね。
国土交通省の大石ダム管理支所の、こちらも立派な建物があります。
建物の前に来ると、こちらで働いておられる男性が車に乗って出かけるところだったので挨拶をし、立烏帽子の梁山泊へはこの道を行けばいいのか尋ねてみました。
「立烏帽子はそうですね、この道を行って、、、
え? 梁山泊? 今日行くんですか?
この道を歩いて行って、道が分かれるので左のゲートの奥に行って下さい。でも雪が深くてスノーシューがいると思いますよ」
お礼を言い、行けるところまで行ってみますと答えました。
梁山泊へ行くつもりと聞いた時の驚きぶり。もう雪の積もってしまったこの時期の雪降る中、行こうとするのは普通の感覚ではないのだろう。もしかしてオレって変わり者? ちなみにスノーシューはありません。スパイク長靴です。
大石ダムのダム湖と、雪に煙る周囲の山々。
折り畳み傘を差して歩いて行きます。
橋も渡って。
静寂の水墨画の世界です。
分かれ道に来ました。教えていただいたゲートのところとはここでしょう。
ここを左に行くと立烏帽子、梁山泊方面。右を延々歩くと朳差岳(えぶりさしだけ)へと至ります。朳差岳もいつか泊まりで行ってみたい山。山小屋があるんです。
ゲートを越えて先へ。
杉木立の中の、広い車道のような道を行きます。
振り返る。私の足跡。
雪はこれくらい。この辺では問題ありませんでしたが、、、
道に垂れ下がる、雪の着いた木の枝。
いや~、最高。雪降る誰もいない山の中。モノトーンの世界。きれいです。
傘を置いて目を閉じ、耳を澄ます。
身体に落ちる粉雪の、パラパラといった音が聞こえるのみ。
これはカモシカか何かの足跡ですかね?
そして進んで行くと、あるところで道が切れて無くなっていました。橋が落ちたのでしょうか。
渡渉して先へ。長靴なんで、水の中もへっちゃら。
雪化粧をした杉並木の回廊を行く。こういう空間がいい。
こんもりと積もった雪。いじらないでおきます。
しかしいいところだな~
こんないいトコで楽しいのに、なんで誰も来ないんだろ? もしかしてオレが変わってる?
「立烏帽子登山口」の看板。車道のような広い道が終わり、ここから本格的な登山道になります。
坂も急になります。
雪が深くなってきました。長靴の高さを越えるかギリギリくらい。そしてこの辺からだったか、靴の中というか足のつま先が冷たくなってきました。
道はしばらくはわかりやすくて問題なかったのですが・・・
あるところで道が不明瞭になり、自信がなくなってきました。
なにせこの冬山です。ただでさえ登山道はわかりにくくなるのに、しかも初めて来る山。そして単独。無謀と言えば無謀。
とりあえず登山道らしきところを歩いてみます。足跡をガシガシとつけて、戻るときの目印にします。
そして先へ行くと、
おお~、あった!
「大石」の看板や、赤テープがありました。赤テープがなくて、道も雪に覆われたためかわかりにくく不安だったのです。
森の中、上を見上げる。まさに森閑とした静かな空間。
しかしだ、
あれ~~(??;) 梁山泊、思ったより遠いな?
いつまで経っても小屋が現れない。イメージではもっと山の下の方にあると思っていたのだが。
事前によく調べなかったのもいけなかったのだが、梁山泊がどれくらいの位置にあるのかよくわからないのだ。マイナーなコースでガイド地図もないし。我ながら雪山に出かけるというのに呆れてしまう。
雪が深くなってきました。
こりゃ確かにスノーシューがいるわ。しかしスノーシューはない。
んで、雨具のパンツを履いて長靴に雪が入らないようにしました。
これでもう雪の深さを気にせずガシガシ歩いて行けます。最初からこうしていれば足も冷えずに済んだのだが後の祭り。
気がついたらもう2時間近く歩いています。こんなに歩くイメージではなかったのですが。
そしてようやく小屋が見えました! よかった。本当に小屋があるのかさえ心配になっていたので。
立烏帽子の山頂近くの山小屋、「梁山泊」です。
雪の多い時は2階からも出入りできます。雪よけ用のスコップが配置されてますね。
では中へ。 おお~、ちゃんとストーブがありました。これが目当てでやって来たのです。
小屋の中は窓が雪よけ用の鉄板で覆われていて暗かったので、入口を開けたり鉄板を上げたりして工夫してなんとか明かりを取り入れました。写真は感度を上げて撮っているので明るく見えますが、実際はもっと暗かったです。
1階はこんな感じ。
2階もスペースあり。
しかし立派な小屋だよなぁ。素晴らしい。
さて、それでは火をつけましょう。①新聞紙、②杉っ葉、そして③薪。この3点セットがあればOK。ありがたく使わせていただきます。
新聞紙にライターで火をつけ、そこに杉っ葉を投入。これで火に勢いが出ます。そこに細めの薪を乗せて行きます。
しかし、そんな簡単には薪に火は燃え移りません。これは何度もやっているので経験済み。
ふと見ると、「火吹き竹」が置いてあります。
これが効いた。
みるみるうちに火に勢いが増して来て、薪が赤々と燃え始めました。そして太い薪を続々投入します。
今度ストーブのある小屋に行くときは、マイ火吹き竹を持って行こう。着火剤でもいいんだけどな。
さて、ここで濡れてしまった靴下やトレッキングパンツを乾かすことに。
これで助かった。足が冷たかったのは、長靴の中が濡れてしまったからなのです。濡れる前は暖かくて問題ありませんでした。
長靴、手袋、帽子などみんな乾かしました。乾くだけで暖かさが復活します。
アイテムがほどほどに乾いたので、立烏帽子をピストンしてこようと外に出て立烏帽子方面に歩いて行きました。
この辺の雪は1mくらいはある?
ところが、ちょっと行くと小川が流れていて、その先はどこをどう行けばいいのかまったくわかりません。初めて来たもので。
目の前の小山が立烏帽子なんだろうけれども、この雪山では自分1人で行くのは無理でした。ピークハントはまたの宿題にします。
ということで梁山泊に戻り、ランチにします。
(皿ごとあんこも温める)
もちが焼けるまで、そばを食べることにします。
今日は「緑のたぬき」にさんまのかば焼きと刻みネギを乗せていただきます。
あっという間に出来上がり♪
うん、初めてやってみたけどうまいな♪ サンマ缶をストーブで温めればなお良かった。
もちが焼けました。
あんこもちで、いただきま~す。
あんこにはコーヒーが滅法合うのです。
ストーブのおかげで暖かく、濡れた物を乾かしながらゆっくりと過ごせました。
帰り際、持って来た温度計を見ると小屋の中は14度。外は雪が降っているというのにすごい火力ですね。
楽しかった。ありがとう梁山泊。今度は立烏帽子に登りに来るね。
自分の足跡をたどって帰ります。
雪が何十センチも積もった下り坂を、「わっさわっさ」と雪をかき分け結構な勢いで歩いて行くことができます。
こんな感覚、新潟生まれの私でも初めて味わう感覚。これは楽しい♪ ハマりそうです。
結局この日、梁山泊へ行ったのは私1人だったようでした。
下りは雪を気にせずガシガシ歩いて来れたので、1時間で駐車場まで戻って来ました。長靴の中も、下りはまったく濡れなかったので暖かでした。
いや~、自分で言うのもなんだが 今日はオトナの休日であった。
行ったこともない山、しかも雪山に出かけて山小屋でストーブで火を起こして遊ぶ。でもこれを、たまらなくやりたかったし、イメージ通りに楽しめました。長靴の中が濡れたのと、小屋が遠かったのが計算外でしたが。
今回もまた、勝手に小屋の薪などを使わせていただいてしまいました。いっそのこと募金箱でも置いていてもらえば気持ちだけでも置いていくこともできるのですが。いつかまた、何かでお返しができればと思います。
それでは本日まとめの一句。
変わり者 ひとり雪中 梁山泊
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コメント
2378.
- 2017-12-04 07:54
- 編集
2379. そろそろ冬ダイヤで、Maxたにがわ「GALA湯沢」行き⁉︎
天気予報では「日本海に低気圧…」とやらで
山間部には「雪のマーク」付き始めましたな
(・・;)
もう日本海のイナダ・シロギスちゃん達とは
遊んでもらえない季節、、ですよねぇ。。
先日パシフィコ横浜で「雪山用品」展示即売
イベント見てきましたが…リフト券ってのは
今でもCDアルバム1枚分 が相場なんすねぇ…
(大汗)
山間部には「雪のマーク」付き始めましたな
(・・;)
もう日本海のイナダ・シロギスちゃん達とは
遊んでもらえない季節、、ですよねぇ。。
先日パシフィコ横浜で「雪山用品」展示即売
イベント見てきましたが…リフト券ってのは
今でもCDアルバム1枚分 が相場なんすねぇ…
(大汗)
- 2017-12-04 20:23
- 編集
2380. Re: タイトルなし
ばず山さんこんばんは~
そういやパチプロの梁山泊ってありましたねぇ。懐かしいです(遠い目) 山ばかり行ってますが、今はこれが何よりのストレス発散でして、どうにもやめられません~~
そういやパチプロの梁山泊ってありましたねぇ。懐かしいです(遠い目) 山ばかり行ってますが、今はこれが何よりのストレス発散でして、どうにもやめられません~~
- 2017-12-04 20:55
- 編集
2381. Re: そろそろ冬ダイヤで、Maxたにがわ「GALA湯沢」行き⁉︎
ひろかずさんこんばんは~
こちらは例年より早く雪が降ったりしております。かぐらなんかも10年ぶりだったかで11月にオープンできたとか言ってましたし。リフト代は確かに高いんですよねぇ。私はリフトのいらない趣味を見つけてエンジョイしておりますが、日本経済には貢献度が足らないですね~
こちらは例年より早く雪が降ったりしております。かぐらなんかも10年ぶりだったかで11月にオープンできたとか言ってましたし。リフト代は確かに高いんですよねぇ。私はリフトのいらない趣味を見つけてエンジョイしておりますが、日本経済には貢献度が足らないですね~
- 2017-12-04 20:58
- 編集
2385.
こんばんは、B・Yさん!
雪降る山の中、音が全部雪に吸い込まれるような中、独りわっさわっさと登るのは楽しくもあり、怖くもあり…と言うところでしょうか。
てっきり途中で止めるかと思いきや、強行突破とは恐れ入ります。
無事たどり着けて、火を熾した暖かな小屋で休めて良かったですね(^^
私も雪の中を歩いてみたい気持ちになりました!
雪降る山の中、音が全部雪に吸い込まれるような中、独りわっさわっさと登るのは楽しくもあり、怖くもあり…と言うところでしょうか。
てっきり途中で止めるかと思いきや、強行突破とは恐れ入ります。
無事たどり着けて、火を熾した暖かな小屋で休めて良かったですね(^^
私も雪の中を歩いてみたい気持ちになりました!
- 2017-12-09 21:28
- 編集
2387. Re: タイトルなし
悠さんこんばんは!
小屋がなかなか現れなくて、(おかしいな おかしいな;)と思いながら初めて登る山でなおかつ雪山、これはかなりシビレました(笑)途中で道を見失い、(うわちゃ~ 撤退か)と思った場面もあったのです。それでも強行突破してしまいました。こんなことやってると、いつか痛い目に遭うのでしょうね。
今回の山行の日記をご覧になった方から、「熊は大丈夫でしたか?」との連絡をいただきまして、そういや熊は無警戒だったなと反省しました。まだ冬の入口で、熊は活動していたかもしれないのです。雪のせいでまったく熊のことは考えもつきませんでした。
あの小屋にストーブがあるのはわかっていたのですが、濡れた靴下やズボンや長靴を乾かすことができたのは大助かりでした。雪山では靴の中が濡れると大変なことになるというのがよくわかりました。今後はそうならないように気をつけて行こうと思いました。
あの小屋に火吹き竹があって重宝したので、楽天で自分用の火吹き竹を買ってしまいました~~(1000円:送料別)
小屋がなかなか現れなくて、(おかしいな おかしいな;)と思いながら初めて登る山でなおかつ雪山、これはかなりシビレました(笑)途中で道を見失い、(うわちゃ~ 撤退か)と思った場面もあったのです。それでも強行突破してしまいました。こんなことやってると、いつか痛い目に遭うのでしょうね。
今回の山行の日記をご覧になった方から、「熊は大丈夫でしたか?」との連絡をいただきまして、そういや熊は無警戒だったなと反省しました。まだ冬の入口で、熊は活動していたかもしれないのです。雪のせいでまったく熊のことは考えもつきませんでした。
あの小屋にストーブがあるのはわかっていたのですが、濡れた靴下やズボンや長靴を乾かすことができたのは大助かりでした。雪山では靴の中が濡れると大変なことになるというのがよくわかりました。今後はそうならないように気をつけて行こうと思いました。
あの小屋に火吹き竹があって重宝したので、楽天で自分用の火吹き竹を買ってしまいました~~(1000円:送料別)
- 2017-12-10 01:18
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梁山泊でストーブにあたる? その昔、一世を風靡したパチプロ集団「梁山泊」の事務所でストーブにあたってきたんかい! っと早とちりをしてしまいました。
相変わらずタフに動かれているようで羨ましい限りです。