2009-01-17 12:43:21
冬になると毎年食べる食べ物があります。
よくよく考えてみると、私がこの世で一番好きな食べ物はこれであると毎年感じます。
それは、松坂牛でも、大間のマグロでもなく、
トリュフでも、フォアグラでも、キャビアでもなく、
吉野家の牛丼でも、ペヤングソースやきそばでも、ケンタッキーフライドチキンでもなく、
これです。
これは、新潟の一部の地域に古くから伝わる、冬場に食べる郷土料理の「煮菜」(にな)です。
各家庭によって他に具を加えたりしますが、我が家のは打ち豆だけのシンプルなものです。
うちの実家の作り方は下記の通りです。
・タイ菜もしくは長岡菜を11月頃から約1ヶ月、たっぷりの塩で塩漬けにする。
・ひと月ほどたったら、漬けた菜っ葉を4、5cmに刻み、鍋に入れて水を加え、3分ほど煮る。
・煮たものを今度は水で塩出しする。菜っ葉に塩気がなくなるまで水を替えて、1日~1日半ほど置く。
・塩気の抜けた菜っ葉に、水は加えず打ち豆、味噌、油、ほんだしを加えて煮込む。
昔は野菜が冬場に採れなかったため、塩漬けにしておいて後で食べるための工夫だったんだと思います。
ご飯のおかず、酒のつまみ、あるいはもちと一緒に食べたりもします。菜っ葉と豆ですからヘルシーです。
なぜ煮菜が好きなんだろう?と考えてみると、ウマイからというのはもちろんのこと、季節性と希少性もあるかもしれません。
雪国新潟で、冬にしか食べられない、おふくろの味だからなのかな。私のソウルフードなのです。
「最後の晩餐に何を食べたいか?」と聞かれたら、私の食べたいものは迷うことなく煮菜なのです。
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