北八ヶ岳の北横岳に登って縞枯山荘に宿泊してテレマークスキーを習う真冬の休日(その2)

B型人間の山歩き   冬の里山歩きの持ち物・装備と注意事項


その1からの続きです。


11:30、本日泊まる縞枯山荘に到着。

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10年前の夏にも立ち寄り、ここで栗ぜんざいセットとミルクを注文しました。(と、その時の日記に書いてあったがそんなことは忘れていた)


中に入って受付を済ませ、まずは一服。コーヒー中毒はこれがないと。

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さて、本日の午後はテレマークスキーの講習を受けます。


見た目は普通のスキーですが、、、

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かかとが上がるところが違います。

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普通のアルペンスキーとの違いの1つがここ。かかとが上がると、真っすぐ歩きやすくなります。


それでは先生について講習に出発~~

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そして、テレマークスキーの板のもう1つの特徴が、「スキー板の裏が、後方に滑りにくい仕掛けになっていること」です。タイプはいろいろあるみたいですが。


その、後ろに滑りにくい構造のおかげで、ちょっとした登り坂なら普通に歩くことができます。

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ピラタス蓼科スノーリゾートのゲレンデで滑る練習です。

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先生のフォーム。ターンの時に山足を後方に引いて膝を曲げ(←ここが大事)、かかとを上げます。

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普通のアルペンスキーに慣れているとどうしても上体が前のめりに突っ込んでしまうのですが、そうするとかかとが上がるので前に転んでしまいます。かかとが上がってしまう不安定さをどのように安定させるか、そこをいろいろ教えてもらいました。


そして本日の講習を終えて縞枯山荘に戻って来ました。


客室はこんな感じ。

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私の寝床はこちら。夜中にトイレに行くとき出やすい方がいいのではということで廊下側にしました。

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毛布2枚とミズノのブレスサーモの布団があり、寒くはありませんでした。自分も厚着して寝ましたけれども。


夕食はこちら(うまかったっす)

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食前食後はコタツとストーブの周りで酒盛り。

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いろんな人、グループ、年代や男女も様々。でも、山が好きなのは皆同じ。いろんな方と、いろんなお話をさせていただきました。


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(ランプの灯り)


嬉しかったのは、


心の洗濯に来ているのは、私だけではなかったということ。


そして、コタツの脇の壁の上に書いてある言葉の額。


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人生の 最も苦しい
いやな 辛い 損な
場面を 真っ先きに
微笑を以て担当せよ



とてもそんな境地にはたどり着けないけれども、今の自分にはとっても心に沁みるお言葉でありました。


しかし、自分のビールの他、皆さんが持ち寄ったワインに芋焼酎にウイスキーに日本酒、全部勧められるがままに飲んでたらいかんよな~~(XX)


消灯は9時です。



目が覚めて(朝かな・・・)と時計を見たら、まだ夜中の12:30でがっかり。それからおそらく2、3時間眠れなくなってしまった。


山小屋では不慣れな環境であることやオヤジどものイビキで眠れなくなることがあります。でも、眠れなくても目を閉じて休んでいればそれで体は休まっているので大丈夫です。眠れなくても気にしないことにしましょう。


山で眠れないときの対処法などをまとめたページはこちら↓

登山・トレッキング前夜や、山小屋で眠れない時、眠れなかった時どうするか


朝食は6:30です。うまい。朝からご飯をおかわりしてしまいました。

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そして本日もテレマークスキーの講習を受けます。

スキー場のゲレンデのオープン前に、ちょっと林の中の散歩に出かけました。

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本来なら今頃は笹が隠れてこのあたりは新雪を楽しめるゲレンデになるらしいのですが、今年は雪が少なくてこの状況。

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またいつか、雪のある時に来て新雪にシュプールを描いてみたいですね。


そしてまたゲレンデで練習~

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私はスキーを長年やっているので、スキーの難易度を1としてスノボをやったことがなかった私がスノボを初級程度まで滑れるようになるまでの難易度を10とすると、テレマークスキーは3くらいの難易度といったところでしたね。


テレマークスキーはアルペンスキーとはもちろん違うのですが、そこはやはり同じスキーではあるので応用が利くところも多々あります。


私が思ったポイントは2つ。

①足の動きとしては、山側の足を後方に引いてヒザを曲げ、かかとを上げる。ヒザを曲げることを意識し、両足に均等に体重がかかるようにする。通常のアルペンスキーでは山側の足をやや前にして滑るのが普通なので、足の前後が逆になるのだ。

②上体は前のめりにならず真っすぐ起こし、常に谷方向を向くようにする。

ってところですかね。一応私はアルペンスキー歴は30年(途中10年抜き)なのでこういう風に感じますが、初級、初心者の人はまた違うかもしれません。


このテレマークスキーの魅力は、アルペンスキーとは違った動きの滑りというのもあるのだけれど、やはり自分でスキー場ではない好きな雪山を歩いて登って、自由に斜面を滑って下りるところなのでしょう。今度はそういうツアーに参加してみたくなりました。


しかし、一通り道具を揃えるとなると軽く10万円はフッ飛ぶので、やるならしばらくはレンタルですね。

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テレマークスキー


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テレマークブーツ


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テレマークスキー ビンディング


さて、楽しかった山を下りて新潟まで帰らなければなりません(遠)


でも、せっかくこんなところまで来たんだし、日帰り温泉に寄って帰ろう。


縞枯山荘で一緒に泊まった方が言っていた、小斉の湯にやって来ました。

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露天風呂がいくつかあるようですが、そこに行くまでの道中が枝分かれして迷路みたいになっています。

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風呂はこんな感じ。

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評判通りのいいところでした。


こちらは帰る途中、ビーナスラインから見た蓼科山です。

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新潟方面は東京に帰るのと違って渋滞がないですからね、これはありがたいことです。あの中央道の小仏トンネルの手前、今頃 どんなだろ?


心の洗濯をした、1泊2日の山遊びでした。


前編:その1はこちら


冬の低山・里山歩きの持ち物・装備と注意事項


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サポートタイツ タイツ 保温タイツ

コンバーチブルパンツ 山スカート

スパッツ:ゲイター トレッキングポール

ウエストポーチ ガスバーナー アイゼン


関連記事

コメント

1843. すごいですね~!!

こんにちは!

スノボの次はテレマークスキーですね!!
どんどんと新たにウインタースポーツにチャレンジしてすごいですね~!!

確かにテレマークスキーはアルペンスキー経験者にはすぐに習得できるのではと思います。

私も今から15年前の2月に職場の研修でカナダ・モントリオールに20日ほど滞在しました。その時に雪山で様々な訓練があったのですがその一つにクロスカントリースキーがありました。私もアルペンスキーは物心ついた時から滑っていましたので、クロスカントリースキーは全く問題なかったと記憶しています。

ブログの写真を見ていて、カナダのクロカンスキーの時の山の風景とよく似ているなあと感じ懐かしかったです。

しかしもう50も半ばに近づいてきたこの頃は、雪の中に行こうという気力が薄れてきてしまいましたけど…(笑)

これからも新たなチャレンジ頑張ってくださいね!!
  • 2016-01-13 12:12
  • karei-na-kisu
  • URL
  • 編集

1844. Re: すごいですね~!!

karei-na-kisuさん、こんばんは!

年甲斐もなくいろいろチャレンジしています(笑) ストレス発散のつもりが、思うようにならず余計ストレスが溜まるような!?

カナダでスキーをされたことがあるのですか、それはうらやましいですね~~。あちらのスキー場は日本のスキー場みたいにちまちましてなくて雄大なんでしょうねえ。いつか行けたらと思います。

今回の収穫は、テレマークスキーよりも冬の晴れた時の山の美しさでした。あれは絶景でしたね。ハマりそうです(笑)スキー・スノボにはあまり気力が湧きませんが、冬の山歩きには行ってみたいワクワク感がふつふつと湧きあがって来ています。危ないですね。遭難しないように気をつけるようにします。

1850. アルペン流 と **流 ⁇^^;

そうそう、テレマークは「カカトが上がる」構造なんでしたよね〜
以前、越後湯沢へ同行した連れのボーダーは「アルペン式」スノボ持参
で滑ってました。
形状が先だけ丸いタイプ・フリースタイルが両端が丸いヤツだったかな

何だか武道でいう「流派」みたいな風に思えてきました(苦笑)

そういえば「新潟プロレス」という地域団体? に スーパー笹団子マシン という覆面レスラー居るんですね
⁉︎
こんな動画を見つけて爆笑モノでした;^_^A
☆煽りパワポin後楽園ホール


  • 2016-01-17 22:39
  • DDHひろかず
  • URL
  • 編集

1851. 

こんばんは、B・Yさん!
一面の銀世界に青い空…いいですね~!!
私も行ってみたくなりました(^^
ただ、私の場合は早くて来年かな~(^^;
この冬は、未だ終わっていない亡き父の各種手続きに、忙殺されています…もうヤダi-241

あ、一つ質問ですが、B・Yさんは今回雪山を歩くにあたり、靴はどうされましたか?
3シーズン履ける靴のまま行ったのか、それとも10~12本爪アイゼンが取り付けられる雪用の靴を用意されたのか。
教えていただけると、助かります!

それにしても、美しい景色で心の洗濯ができて良かったですね(^^
私は今は後○に係が替わり、またしても慌しい…お互い荒む心を穏やかにする為、山は欠かせませんね!
それでは、この休日からの猛烈寒波に十分気をつけて、今週も頑張りましょう!
  • 2016-01-24 21:38
  • URL
  • 編集

1852. Re: タイトルなし

悠さんこんばんは!

ロープウェイを利用しての北横岳は、冬山の入門コースにはうってつけだと思いますよ。

靴は、3シーズン用のもので、雪山用のブーツではありません。ただ、自分が持っている中では堅牢なタイプを履いて行きました。このコースなら、普通の登山靴で問題ありません。ただ、時期にもよりますが、靴下は2枚重ねとか、あったかくした方がいいかもしれません。また、日記には書きませんでしたが、このときはスキーをやる予定だったので安物のスキー用の手袋で行ったのですが、手が冷たくて切なかったです。マイナス10度以下の世界は、冬の里山とはやっぱり違います。

その後いろいろ勉強もしたのですが、本格的な冬の登山ブーツとか12本爪アイゼンとかは、厳冬期の八ヶ岳の赤岳とか、3000m級の山とか、ハードなところでは必要なようですが、少なくとも冬山・雪山の入門コースとして紹介されているようなところに行くのであれば、普通の登山靴に6本爪アイゼン、スパッツがあれば十分かと思います。新潟の冬の雪の里山ハイキングなんて、地元の人はみんなゴム長靴で登ってますよ。実際それで十分ですし(笑)

私はこのときの青空と雪の白さの美しい世界で、見事に冬山にハマってしましました。本当にきれいなんですよ。スキーでもさんざん雪山に行ってきたのですが、それとはまた違う感動があります。

この山行のあとも、結局日常に戻ればまた心が汚れまくっています(笑) こちら新潟は今日はものすごい雪が降りました。しばらくは雪の中での生活となります。

北横岳は厳冬気分を味わうにはいいところですよ。ぜひ行ってみてください(^^)

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B・Yと申します。今は趣味で「B・Yツアー」と称してハイキングツアーをやってます。新潟を本拠地に、仲間と県外遠征をよくやっています。昔からのプロフィールはこちら

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