2016-10-01 05:05:00
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2016年9月24日、南魚沼市にある(高倉山:1144m)に行ってきました。
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2016年9月24日、南魚沼市にある(高倉山:1144m)に行ってきました。
なお、今回の日記はPC画面で画像をクリックすると大きく表示されるようになっています。
高倉山と、駐車場(登山口)の地図です。
登山口付近の駐車場。ガスってます。ここに停められるのはわずかですが、ここがダメなら手前の道路に駐車できます。このあたりにトイレはありませんでした。
今日は久しぶりにアゾロの革靴で歩いてみます。もう11年ほど前に買った靴ですが、比較的重いので近年はまったく履いておらず、この靴で歩くのは数年ぶりです。
しかし、このあと「古い登山靴」であるが故のトラブルに遭うことになります(これでどんなトラブルに遭ったか想像のつくアナタは山ツウ)
7:52、それではしゅっぱ~つ。
工事中の砂防ダムの脇を登って行きます。
そして道なりに進んでいくと・・・
あら? 夏草が生い茂っていますね。
しかししかし、ありゃりゃ?
道がないぞ?
あまり人の来ない山で、夏場はこんなになってしまうのだろうか。もうまったく踏み跡の気配すらない。ダメだこりゃ。
敗退気分で来た道を戻る。
そして砂防ダムのあたりまで戻ってくると、砂防ダムの方へ下りる道もついているので、そちらに行ってみた。
すると、
なんだ~、こっちが登山道なんじゃないの~
ところがここからまたよくわからず右往左往しましたが、なんとか山に向かう車道を見つけました。
ノコンギク?
ツユクサ
そして、夏草の繁茂する車道を上がって行きました。
ゲンノショウコ。いろんな効能がある薬草。
オオマツヨイグサ
しかし車道を進んでいくと、、、
どぅわ~~; またまた夏草ジャングル状態で一歩も進めない。ダメだこりゃ(本日2回目)
また敗退気分で来た道を戻る。
すると、道路に赤い字でなんか書いてあります。
おお~~、登山道がちゃんとあったじゃないの~。
そして進む道はこちら。
(Oh! It's a JUNGLE!)
と、そこへ後からオバサマ2人と若い男性1人の3人組が来られた。
群馬から来たというその3人組はここに来るのは2度目だが、草があって以前とはだいぶ様子が違うとのこと。
一応道らしきものはあるので草をかき分けて進みます。
(こんなときはトレッキングポールで草をかきわけたりクモの巣をはらったりできるので便利です)
岩にところどころ赤ペンキで丸が書いてあるのでそれに従って行きます。
お~~、晴れてきた~~! しかしこの日は晴れたのはわずかな時間だけでした。
(丸をたどって)
ところが、このあたりで足元がなんか変になった、って、
どぅわ~~;
登山靴の靴底が、ハゲてるじゃないのォ~~~
もう~~~~無理。ダメダメ、ダメだこりゃ(泣。本日3回目)
古くなった登山靴はポリウレタンが劣化してボロボロになることがあるって、聞いてはいたけどまさか自分が実際そんな目に遭うとは。
こりゃ撤退だなと、先っちょだけくっついていた靴底を完全に引きはがし(これがまた余計なことで、あとで後悔する)、来た道を戻る。
と、そこへ3人組が追いついてきた。
そして 「いや~、古い登山靴履いて来ちゃったら靴底がはげちゃって。もう帰ります」
というと、オバサマの1人が
「ヒモは持ってないの?」
とのたまうではないか。
むむ!? そうか、その手があったか!
一応予備の靴紐やらテーピング用の包帯なぞもある。
というわけで靴紐をしばり付け、
その上から包帯をグルグルと巻いてみた。
まあこれで行けるところまで行ってみよう。
道は岩ゴロゴロのところから左手に入り、ここから樹林帯になります。
そして、延々と八合目を過ぎるまで急坂が続きます。これほど緩むことなく延々と急坂(かなりの)が続く山は初めてかもしれない。
と?
どぅわ~~~; 左の靴も靴底がはげちゃった! もうホントにダメだこりゃ(本日4回目)
(わちゃ~~~。 ブルータスよ、お前もか。)
仕方ないので、左もしばることに(意地でも帰らないのですね?)
しばるのは、この夏に槍ヶ岳に行ったときに、ひざを痛めた私にとあるオバサマがくださったテーピング用の包帯である。まさかこんなところでまで活躍してくれるとは。
よし、これで行けるところまで行ってみよう。(もうやけくそ)
ハァハァ; しかしなんだこの山(??;) ものすごい角度の急登が延々続くんだけど。
まだ五合目? ってことは、まだ全行程の4分の1ってことだよね?(ガーン)
靴がまともなら別になんてことはないのだが・・・
展望が開けました。向こうに見える山は金城山。でも展望が開けるのは一瞬。
なんとか靴を使いこなして歩いているのですが、厄介なのが、右の靴底が前にずり出てしまうこと。
靴底全体がはげているのを縛っているのですが、登り坂だとどうしてもこのように靴底が前にずれてくるのです。
これがわかっていたので、左の靴は靴底の先っちょをはがないようにしておきました。左の靴はほとんど問題なく歩くことができました。
ブナの樹林帯になってきました。
ミズヒキは秋の花。
リンドウも秋を代表する花。
色づきつつある葉。
続く急登。
そして、あるところで倒木に生えるキノコの大群がありました。
これはナメコだろうと思い、少し持って帰って帰りました。
オヤジに見せ、
「これ、何だと思う?」
と聞くと、
「ナメコか!」
と言いました。
ところが、オフクロに見せると、「え~~? 柄が細いからなめことは違うな~」と言われました。確かに柄がナメコとは違って細長いのです。
いろいろネットや本のきのこ図鑑で調べましたがなんというキノコか確証は得られませんでした。
このあたりで先行していた3人パーティに追いついて、先に行かせてもらいました。
七合目。
急登にはロープも。
ブナの林も急登。
こういう小さなお菓子のゴミがよく落ちてるんですよね。気をつけましょう。
八合目を過ぎると、
ようやく樹林帯を抜けます。
そしてまたえらい傾斜の坂。ロープに頼らなきゃ上がれません。
グイッ!とロープをつかんで登ります。近頃は日焼け防止のためもあって、グローブは毎度の山行でつけています。
山頂は近いはず。登山靴よ、頑張ってくれ。
三国川(さぐりがわ)ダムとしゃくなげ湖が見えてきました。
岩場を伝って。
色づき始めた葉も。でも山の紅葉はまだまだ。
まもなく高倉山の山頂です。
山頂に到着でーす。あら?高倉山山頂の表示がありませんね。
今日は曇ってますが、周囲は360度の展望。八海山が北側に。圧倒的な存在感。あのギザギザを一昨年歩きました(こちら) 。
八海山の右側の山、阿寺山。
3人パーティが上がってきました。南東方向の奥の台形の山はネコブ山。
南側に見えるはずの巻機山は雲の中。
南西。左の山が金城山。そこから伸びる尾根の先が坂戸山。
八海山にガスが上がってきます。八海山スキー場が左に見えます。学生時代に行きました。ハードなコースなんだ、あそこ。
オバサマ2人、若い男性1人の3人組が山頂にやってきました。
オバサマの置いたバンダナに、2匹の蝶が止まって離れません。
バンダナの持ち主のオバサマ 「塩味がいいのかしらね?すごく汗を絞ったんだもの。いやいや、熟女の味よ!熟女の味が好きなんだわ」
もう1人のオバサマ 「だったらなんであんたには寄って来ないのよ」
ワタシ的には、紫の色が効いてるのかな~とも思いましたが。
おにぎり食って、下ります。
下山は快調。下りだと右の靴底がずれないので普通に歩けました。ズボンがヘンですね(グラミチのこちら)
長い長い急坂の下りでしたがズッコケずに戻って来れました。
ぼろぼろな駝鳥、じゃなくて登山靴。しかしよく働いてくれました。
日記には詳しくは書いてないですけど、登山口を探すのにホントはもっと右往左往したのです。
そして右の靴底がはがれた時はホントにあきらめて帰るつもりだったのですが、経験者の助言というのはありがたいもので、なんとか行ってこれました。まぁ無事戻って来れたから良かったんですけど。これがまた想定外の面倒な事態につながってたかもしれませんし、できれば無理はしないのがいいのでしょうけどね。こんな日もある山歩き、それでもやめられない山歩き、です。
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コメント
2030. お疲れ様~2
- 2016-10-02 17:14
- 編集
2034. Re: お疲れ様~2
悟さん、こんなの登山歴10年以上の私も初めてでしたが、いい経験になりました。こういう非常時にも使えるので、靴紐とかしっかりした包帯とかは常時携行した方がいいんだとわかりました。帰ってから補充しました。
下りの方は靴底がズレなくて、普通に問題なく歩けたんですよ。下りの方が楽でした♪
下りの方は靴底がズレなくて、普通に問題なく歩けたんですよ。下りの方が楽でした♪
- 2016-10-02 17:32
- 編集
2041. 登山靴
B・Yさん、大変お疲れ様でした。不謹慎ながら登山靴の写真を見て笑ってしまいました。ともあれ、無事に下山できたようで安心いたしました。
B・Yさんには、以前登山靴について質問させていただき、購入するときの参考にいたしました。ちなみに私の登山靴は加水分解が怖かったので、靴底にはポリウレタンを使っていないものを買いました。ポリウレタンにもクッション性が高くなるなど、メリットもあるらしいですが・・・
今後もB・Yさんの山記録を楽しみにしております。
B・Yさんには、以前登山靴について質問させていただき、購入するときの参考にいたしました。ちなみに私の登山靴は加水分解が怖かったので、靴底にはポリウレタンを使っていないものを買いました。ポリウレタンにもクッション性が高くなるなど、メリットもあるらしいですが・・・
今後もB・Yさんの山記録を楽しみにしております。
- 2016-10-20 16:01
- 編集
2043. Re: 登山靴
ことらさんおはようございます。
日記ご覧いただきありがとうございました。あれは驚きましたねえ(笑)知識としては知っていましたが、まさか自分の身に起こるとは思ってもみませんでした。でも頑張って登ってよかったです。いい思い出です。
ポリウレタンを使っていない靴を選ばれたのですか、それはよく調べられたというかすごいですね。ポリウレタンの靴も使い込んでいればあのようなことはないらしいのですが、数年も使わないでいるとダメらしいですね。私が最近買った靴はどうなのかな?わからないです。
これからもマイペースに登っていきます(^^)v
日記ご覧いただきありがとうございました。あれは驚きましたねえ(笑)知識としては知っていましたが、まさか自分の身に起こるとは思ってもみませんでした。でも頑張って登ってよかったです。いい思い出です。
ポリウレタンを使っていない靴を選ばれたのですか、それはよく調べられたというかすごいですね。ポリウレタンの靴も使い込んでいればあのようなことはないらしいのですが、数年も使わないでいるとダメらしいですね。私が最近買った靴はどうなのかな?わからないです。
これからもマイペースに登っていきます(^^)v
- 2016-10-21 06:20
- 編集
2044. 初めまして
初めまして。
高倉山で検索してこのblogに
お邪魔しました。
昨日、行ってきたのですが
おかげさまで迷うこともなく
登山道までたどり着くことが
できました。
小ぶりながらめ歩きごたえのある
山でした。バノラマの眺望も
最高でした。
あの坂をトラブルを抱えた
シューズで乗り切った管理人さんと
アイデア彷彿のおばさんには
尊敬します。(^^)
高倉山で検索してこのblogに
お邪魔しました。
昨日、行ってきたのですが
おかげさまで迷うこともなく
登山道までたどり着くことが
できました。
小ぶりながらめ歩きごたえのある
山でした。バノラマの眺望も
最高でした。
あの坂をトラブルを抱えた
シューズで乗り切った管理人さんと
アイデア彷彿のおばさんには
尊敬します。(^^)
- 2016-10-23 14:28
- 編集
2045. Re: 初めまして
> 初めまして。
>
> 高倉山で検索してこのblogに
> お邪魔しました。
>
> 昨日、行ってきたのですが
> おかげさまで迷うこともなく
> 登山道までたどり着くことが
> できました。
>
> 小ぶりながらめ歩きごたえのある
> 山でした。バノラマの眺望も
> 最高でした。
>
> あの坂をトラブルを抱えた
> シューズで乗り切った管理人さんと
> アイデア彷彿のおばさんには
> 尊敬します。(^^)
junk-landさんはじめまして! コメントありがとうございます。
私の日記がお役に立ったようでよかったです(笑)検索に出ましたか、それはうれしいご連絡ありがとうございます。
細かい話をしますが、駐車場から上がってきて砂防ダム側に下りるために左側に曲がる地点に、「登山道」の案内板が地面に置いてありませんでしたか?もしまだあったとしたら、それは私が置いたものです。私が行ったときはその案内板はもう少し手前の峠のところにあり、私は砂防ダム側に曲がるのがわからずまっすぐ進んでしまったのです。わかりやすいように、私が案内板の位置を勝手に変えました。現在もそこにあるかはわからないのですが。
私もあのオバサマには感謝しています。滅多に経験できない事態をなんとか乗り切ることができたのですから(笑)
>
> 高倉山で検索してこのblogに
> お邪魔しました。
>
> 昨日、行ってきたのですが
> おかげさまで迷うこともなく
> 登山道までたどり着くことが
> できました。
>
> 小ぶりながらめ歩きごたえのある
> 山でした。バノラマの眺望も
> 最高でした。
>
> あの坂をトラブルを抱えた
> シューズで乗り切った管理人さんと
> アイデア彷彿のおばさんには
> 尊敬します。(^^)
junk-landさんはじめまして! コメントありがとうございます。
私の日記がお役に立ったようでよかったです(笑)検索に出ましたか、それはうれしいご連絡ありがとうございます。
細かい話をしますが、駐車場から上がってきて砂防ダム側に下りるために左側に曲がる地点に、「登山道」の案内板が地面に置いてありませんでしたか?もしまだあったとしたら、それは私が置いたものです。私が行ったときはその案内板はもう少し手前の峠のところにあり、私は砂防ダム側に曲がるのがわからずまっすぐ進んでしまったのです。わかりやすいように、私が案内板の位置を勝手に変えました。現在もそこにあるかはわからないのですが。
私もあのオバサマには感謝しています。滅多に経験できない事態をなんとか乗り切ることができたのですから(笑)
- 2016-10-23 15:01
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でも良く登り続けたね~
登りもズレるけど下りももっと大変だたのでは?