新発想の斬新なアートに触れる国立新美術館な休日
- ジャンル : 学問・文化・芸術
- テーマ : 展示会、イベントの情報
2014-02-16 05:06:58
こないだの日曜日は私以外の家族は用事で出かけてしまってすることもなかったので、乃木坂というか六本木の国立新美術館に行ってきました。たまにはいいんですよ、そういう休日も。

東京にも大雪が降った翌日でしたがよく晴れて、雪もどんどん融けている様子でした。
では中へ。

久しぶりに来ました。
「NAU21世紀美術連立展」というイベントが入口付近でやっていて、HPにも書いてあったので千円払って入ってみることに。
無名の人たちの絵や書や造形物が展示されていました。ほとんどが抽象画です。
むーーーーーーん、
自然の美しさもいいけれど、こういう訳わかんない絵とかもアタマの刺激になって、タマにはいいぞ。無名の人たちの作品で、当たり前だけど見たことのないモノばっかりだし。
自分はやっぱりシュールレアリスム系の絵が好きですね。なかなか秀逸な作品もありました。
しかし、あまり人気はないと見えて、私以外の客は1人しかいなかったような?
お次は文化庁メディア芸術祭受賞作品展へ。

こちらは無料。
無料だからというわけでもないのでしょうが、

こちらは盛況。
私は日本野鳥の会の人間ではないので、パッと見、何人くらいいるのかわかりませんが、最初に行った「NAU21世紀美術連立展」のお客は1人か2人で、こちらは数百人。コンテンツの差か有料無料の差か。



ジョジョも。これは撮影OK。原画も展示されていて、そちらは撮影不可でした。

振り子がテレビのブラウン管の上を磁石の力で動く作品。見たことのない感じではある。
この他にもなかなか珍しい作品もあったのですが、私がこの日一番インパクトを受けたのはこちらの作品。

白いベンチの前にボールを転がすような装置があり、そのボールを回転させると、壁に表示されている男性の映像の目がそちらに動くという仕掛けです。
このように。

人がいなくなるとこんな感じ。

動かす装置はこちら。

台上のボールを転がしてあげると、目がそちらに動くというわけ。ちょっとキモイですが、なかなかよく出来ています。
次々と人がやって来ては遊んで行きます。


皆さんやってみて、「へー」とか「怖いね」とか言って、立ち去って行きます。
しかしだ。
私は、なんか引っかかるぞ?

果たしてこの作品の男性の映像は、
1.録画したもので、ボールの動きに合わせて動くように加工されたものか?
2.ひょっとして、どこか別室にこの男性がいて、リアルタイムで反応しているのか?
さてどちらだろう? 正直よくわからないのだ。
作品紹介のところに「インタラクティブがどうのこうの・・・」と書いてあったので、私的には2番じゃないかな~という気がしたのですが。インタラクティブとは双方向性のことです。
んで、学芸員の女性の方にその旨を質問してみました。
すると、
「はい、あえて作品紹介の中では説明はしていないのですが、尋ねられた方にはお話ししています。この方は別のところにいて、
画像はリアルタイムで反応しています」
ほら、
やっぱりな。(そんなに威張れるほどのことか)
このように、大切なのは、疑問に感じる感性と質問力なのです。
(お前に言われたかないよ)
「画像の方は、別のところにいます。
その、白い箱の中です」
むん!?
なんと、
そこにいたか!

なるほど~~!
それは斬新だな!!
「はい、面白い発想だということで、今回選ばれたようです」
そうだよなぁ。こういうのは初めて見た。
たとえこういうのを思いついたとしても、形にするのはなかなかできることではない。
ヒマと金と芸術的センスがないと。
それが揃っているのだから大したものだ。
ん~~~~~、でも、いいね!
これが芸術。これがアート。
今日は、これを見られただけでも来た甲斐があった。でも、これから行かれる方には余計なネタバレでした、すんません。
さて、だいぶ見て周ったし、ちょっと休んで行こう。地下のカフェテリアへ。
カフェテリアはお土産コーナーの奥にあります。
そして休んだ後でお土産コーナーをぶらつくと、ちょっと変わったデザインの日用品が売っていたので、東京を去る前の土産にと思って買ってきました。
これです。

三日月の形をした、金色の物体。金属でできているので、それなりの重さはあります。

書道の文鎮に使えそうですが、文鎮ではありません。鼻輪でもありません。

(著者近影)
だから、鼻輪じゃないっちゅーの。
さて、これは何に使うモノでしょう?
ヒント:キッチンで使うものです。
正解は、こちらっ!

栓抜きでした。

(プシッ♪と開けて、いただきやす)
うん、やっぱりたまには美術館で非日常を味わうのも、いいね!

東京にも大雪が降った翌日でしたがよく晴れて、雪もどんどん融けている様子でした。
では中へ。

久しぶりに来ました。
「NAU21世紀美術連立展」というイベントが入口付近でやっていて、HPにも書いてあったので千円払って入ってみることに。
無名の人たちの絵や書や造形物が展示されていました。ほとんどが抽象画です。
むーーーーーーん、
自然の美しさもいいけれど、こういう訳わかんない絵とかもアタマの刺激になって、タマにはいいぞ。無名の人たちの作品で、当たり前だけど見たことのないモノばっかりだし。
自分はやっぱりシュールレアリスム系の絵が好きですね。なかなか秀逸な作品もありました。
しかし、あまり人気はないと見えて、私以外の客は1人しかいなかったような?
お次は文化庁メディア芸術祭受賞作品展へ。

こちらは無料。
無料だからというわけでもないのでしょうが、

こちらは盛況。
私は日本野鳥の会の人間ではないので、パッと見、何人くらいいるのかわかりませんが、最初に行った「NAU21世紀美術連立展」のお客は1人か2人で、こちらは数百人。コンテンツの差か有料無料の差か。



ジョジョも。これは撮影OK。原画も展示されていて、そちらは撮影不可でした。

振り子がテレビのブラウン管の上を磁石の力で動く作品。見たことのない感じではある。
この他にもなかなか珍しい作品もあったのですが、私がこの日一番インパクトを受けたのはこちらの作品。

白いベンチの前にボールを転がすような装置があり、そのボールを回転させると、壁に表示されている男性の映像の目がそちらに動くという仕掛けです。
このように。

人がいなくなるとこんな感じ。

動かす装置はこちら。

台上のボールを転がしてあげると、目がそちらに動くというわけ。ちょっとキモイですが、なかなかよく出来ています。
次々と人がやって来ては遊んで行きます。


皆さんやってみて、「へー」とか「怖いね」とか言って、立ち去って行きます。
しかしだ。
私は、なんか引っかかるぞ?

果たしてこの作品の男性の映像は、
1.録画したもので、ボールの動きに合わせて動くように加工されたものか?
2.ひょっとして、どこか別室にこの男性がいて、リアルタイムで反応しているのか?
さてどちらだろう? 正直よくわからないのだ。
作品紹介のところに「インタラクティブがどうのこうの・・・」と書いてあったので、私的には2番じゃないかな~という気がしたのですが。インタラクティブとは双方向性のことです。
んで、学芸員の女性の方にその旨を質問してみました。
すると、
「はい、あえて作品紹介の中では説明はしていないのですが、尋ねられた方にはお話ししています。この方は別のところにいて、
画像はリアルタイムで反応しています」
ほら、
やっぱりな。(そんなに威張れるほどのことか)
このように、大切なのは、疑問に感じる感性と質問力なのです。
(お前に言われたかないよ)
「画像の方は、別のところにいます。
その、白い箱の中です」
むん!?
なんと、
そこにいたか!

なるほど~~!
それは斬新だな!!
「はい、面白い発想だということで、今回選ばれたようです」
そうだよなぁ。こういうのは初めて見た。
たとえこういうのを思いついたとしても、形にするのはなかなかできることではない。
ヒマと金と芸術的センスがないと。
それが揃っているのだから大したものだ。
ん~~~~~、でも、いいね!
これが芸術。これがアート。
今日は、これを見られただけでも来た甲斐があった。でも、これから行かれる方には余計なネタバレでした、すんません。
さて、だいぶ見て周ったし、ちょっと休んで行こう。地下のカフェテリアへ。
カフェテリアはお土産コーナーの奥にあります。
そして休んだ後でお土産コーナーをぶらつくと、ちょっと変わったデザインの日用品が売っていたので、東京を去る前の土産にと思って買ってきました。
これです。

三日月の形をした、金色の物体。金属でできているので、それなりの重さはあります。

書道の文鎮に使えそうですが、文鎮ではありません。鼻輪でもありません。

(著者近影)
だから、鼻輪じゃないっちゅーの。
さて、これは何に使うモノでしょう?
ヒント:キッチンで使うものです。
正解は、こちらっ!

栓抜きでした。

(プシッ♪と開けて、いただきやす)
うん、やっぱりたまには美術館で非日常を味わうのも、いいね!
コメント
1099. いいな、いいな~
- 2014-02-16 22:14
- 編集
1100. 文字通りの「中の人」
こんばんは。
なるほど、白い箱の中に文字通りの「中の人」がいるわけですね。リアルタイムにグラフィックスをレンダリングしても作れないわけではないでしょうが・・・本当に中の人がやってしまうというのは面白いアイディアですね。
というか、映像そのものが作品なんじゃなくて、白い箱の中に人がいて反応しているという構図自体がシュールな作品を構成しているんですけど(笑)。
なるほど、白い箱の中に文字通りの「中の人」がいるわけですね。リアルタイムにグラフィックスをレンダリングしても作れないわけではないでしょうが・・・本当に中の人がやってしまうというのは面白いアイディアですね。
というか、映像そのものが作品なんじゃなくて、白い箱の中に人がいて反応しているという構図自体がシュールな作品を構成しているんですけど(笑)。
- 2014-02-16 23:23
- 編集
1101. Re: いいな、いいな~
ムニエルさんおはようございます。お久しぶりです!(笑)
東京はいろんなところがあって、「さすが東京」といった感じですね(笑)でも、こういう珍しい出し物にはそうそうお目にかかれるものではありません。インパクトありました。
最近は弥彦山に登っておられましたか。毎週末となると、登山コースもいろいろ変えていらっしゃるのでしょうか。
私も4月から新潟県内に戻ることになりましたので、新潟の山もぼちぼち登って行きたいと思っています(^^)
東京はいろんなところがあって、「さすが東京」といった感じですね(笑)でも、こういう珍しい出し物にはそうそうお目にかかれるものではありません。インパクトありました。
最近は弥彦山に登っておられましたか。毎週末となると、登山コースもいろいろ変えていらっしゃるのでしょうか。
私も4月から新潟県内に戻ることになりましたので、新潟の山もぼちぼち登って行きたいと思っています(^^)
- 2014-02-17 07:01
- 編集
1102. Re: 文字通りの「中の人」
徒骨亭さんおはようございます。
そうですね、あの人は「中の人」ですね(笑)中の人というネット言葉があるのを最近知りました、ハハ!
それから、静止画像をつないで加工するようなことはレンダリングというのですね、勉強になりました!
あの作品のミソは、白い箱にあの人がいることですね。離れた部屋にいたら普通ですが、あそこにいることが「やられた!」感を引き起こしますね(笑)ナイスでした。
そうですね、あの人は「中の人」ですね(笑)中の人というネット言葉があるのを最近知りました、ハハ!
それから、静止画像をつないで加工するようなことはレンダリングというのですね、勉強になりました!
あの作品のミソは、白い箱にあの人がいることですね。離れた部屋にいたら普通ですが、あそこにいることが「やられた!」感を引き起こしますね(笑)ナイスでした。
- 2014-02-17 07:08
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それにしても久しぶりに書き込みさせていただきました。
投げ釣りの掲示板を確認してみたら、最後の書き込みは丁度1年前。
ここ1年、すっかり海から遠ざかってて釣りもビーチコーミングもご無沙汰状態で、毎週末の弥彦山登山に嵌っちゃっているのでした。
登山のページも情報満載の様子なので参考にさせてもらいますね。