2011-04-29 06:43:00

最近、東洋脳×西洋脳―多極化する世界で生きるヒント
脳科学者の茂木健一郎さんと、中国文学者の加藤徹さんの対談本。
お互いの専門分野が違うもんだから、自分の知らなかったことには2人とも「えっ、そうなんですか!?」と素直に驚いているところがおかしかったりします。そういう私は全編(へ~~~、そうだったのか)みたいな感じだったのですが。
んで、この本の中で私が一番(へ~~~~)と思ったのが、「仁」という字の語源。
最近は「仁」というドラマがとっても人気を博しているみたいですが、私はテレビは見ないので話の内容はわかりません。
仁といえば、孔子の教えである儒教の中でも根幹をなすもので、すなわち「思いやりの心」ですね。
この「仁」という字は、人偏(にんべん)に数字の「二」と書くわけですが、この本の対談者である加藤徹氏の解説によれば、
「人間が二人並んでいるときに自然に芽生える心が仁だ」
とのこと。
ふ~~~~~ん、
人が二人並ぶと仁が芽生える。
人が二人並んで仁。
うおおお~!知らなかったというか、気づかなかったな~~~、それは。しかし、そんなの初めて聞いたぞ。思いつきで言ってるんじゃないだろうな?
あとちなみに、中国は昔は「私」にあたる単語は100以上あったんだけど、共産主義になってからは、「封建主義的な身分階級や男女の性差を表す言葉は反革命的だ」ってことで、「我(ウォー)」一語になっちゃったんだって。

東洋脳×西洋脳―多極化する世界で生きるヒント
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