2011-02-28 05:16:34

今日は、遠藤ケイの田舎暮らしは愉快だ!
著者の遠藤ケイ氏は新潟県三条市の出身で、現在は三条市の旧下田村の、笠堀という山奥の人里離れた一軒家に住んでおられます。
この旧下田村は私の実家のある市のとなり村で、氏の住んでいる近くには笠堀ダムというダムがあり、中学時代にはクラス仲間と自転車で釣りに出かけたりしました。
この本は、著者が田舎暮らしをする中で、身の回りにある動植物や生活道具などについて語った本です。著者はいろんな生活道具を自作してしまいます。
う~ん、こういう暮らし、いいなあ。そしてまた、文章がいい。田舎暮らしのことを書きながら、ほろっとさせる。
こういう文は、私の中のどこを探しても出てきません。やはりプロの書く文章は味わいがあります。
本のなかから、「アユ」の項を一部抜粋して紹介させていただきます。
春先の登りアユの奇漁を得意とする名人もいる。これは、
まだ水が冷たい川に下半身裸になって浸かる。下流に向
かって両足をVの字に広げて座る。そのままじっと待って
いると、アユが開いた足の内側を伝って上がってきて、股
の所でツンツン突っつく。そこを素早く手づかみにする。
うっかりすると、間違えて自分のイチモツを力いっぱいた
たいてしまう。これを「アユのチンたたき漁」という。実
に品性野蛮な漁ではあるが、邪気のない童の遊びに似て
楽しい。
う~~ん、チンたたき漁か。機会があったら、チンをたたかないようにやってみたい。
この本では、こんなことも書かれています。
雪国では、雪に閉ざされる冬の間、薄暗い家の中でじっ
と耐えていると思うのは間違いだ。また、東北地方の人間
は、総じて寡黙で性格が暗いというのも偏見だ。
雪国の人間は、本当は底抜けに明るい。境遇を逆手に
とって遊びに転化してしまう、したたかさがある。厳し
い自然を相手に落ち込んでいたら、一日も生きていくこ
とはできない。
うむ、確かに「北国の人間が総じて寡黙で性格が暗いわけではない」、というのは当たっているかもしれない。しかし、、、
>「雪国の人間は、本当は底抜けに明るい」
というのは、
ブラジルとかイタリアじゃないんだし、どうかな?
とも思うのですが。私自身は明るい性格だと思うけど、雪国だっていろんな人がいます。
私のコメントはどうでもいいんですが、単純に、雪国の、山奥の暮らしの春夏秋冬が書かれたこの本を読むと、こんな暮らしがしてみたくなります。田舎はええなぁ。
遠藤ケイさんの炉辺夜話しが聞けるそうです。こちら→NPOしただテラ小屋

遠藤ケイの田舎暮らしは愉快だ!
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コメント
302.
- 2011-03-02 08:29
- 編集
303. Re: タイトルなし
Kボーイさんこんばんは。
私も小学生の頃は新潟市の市街地に住んでいまして、カマクラ作りやミニスキーは毎年のようにやりましたよ。
今はもう雪は、スキー場だけでいいですね(笑)
私も小学生の頃は新潟市の市街地に住んでいまして、カマクラ作りやミニスキーは毎年のようにやりましたよ。
今はもう雪は、スキー場だけでいいですね(笑)
- 2011-03-02 18:41
- 編集
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こんちわ。
僕は新潟平野のど真ん中で育ちましたが、山奥の暮らしかぁ~。いいなぁ~。
でも雪大変そうだ。って思っちゃう。
子供の頃、あんなに大好きだった雪なのに、大人になるとダメですねぇ~。(笑)
毎日真っ暗になるまでカマクラ作ったりミニスキーしてたなぁ~。
懐かしい。