大相撲で一句。
- ジャンル : 日記
- テーマ : 日記というか、雑記というか…
2010-07-12 05:05:05
なにかと話題の大相撲名古屋場所が始まりました。次から次へとマイナスの話題ばかり起こりますが、まあこれを機会に直すべきところは直して、再起を図ってもらいたいものです。
さて、本日は相撲に関する私の思い出話をひとつ。
今から20数年前、私が高校生のときのこと。
当時、ラジオの深夜番組で「デーモン小暮のオールナイトニッポン」というのをやっていました。受験勉強をしながら、録音したりして繰り返し聴いたものです。あの時代に、下ネタを一切使わないであれだけ腹がよじれそうなほど面白いラジオ番組があったのは、受験生にとってはオアシスのような存在で、私の高校の仲間はみんな聞いていました。
さて、デーモン小暮という人は、当時からすでに大相撲ファンとして有名でした。
そして、番組のなかで一時期、「相撲に関する俳句を作る」みたいなコーナーがありました。
そしてあるとき、私のアタマに一句浮かんだのです。
当時、「薩洲洋」(さっしゅうなだ)という、頭頂部の寂しい力士がいました。
おすもうさんは、マゲが結えなくなったら引退しなければなりませんからね。
そういう意味では「いつも土俵際」というか、「毎場所カド番の大関」みたいな力士だったのです。
そしてこの薩洲洋関と、松尾芭蕉のかの有名な
「古池や蛙(かわず)飛び込む水の音」
を組み合わせて作ったのが、コチラッ!!
「古い毛や かまわず抜けゆく 薩洲洋」
この句を作り、ハガキに書いてニッポン放送に送りました。
すると、数週間の後、なんとこのハガキが読まれてしまったのです!
私はもう、翌日の部活(卓球部でした)の部室ではヒーローでした。なにせあのデーモン小暮のオールナイトニッポンで投稿が読まれたのですから。
すると、後輩のTが、
「ねえねえY先輩、消しゴム来ました?」
と聞いてきました。当時、番組でハガキが読まれると、直径2センチ、高さ1センチくらいの「デーモン小暮金太郎飴消しゴム 」というのがもらえたのです。
その記念の品が、後日自宅に郵送されてきました。
「ねえねえ、Y先輩、少しでいいから、消しゴム分けてくださいよぉ~」
と、私にT後輩がねだってきます。しかし、私の実力で勝ち取った戦利品であるこの消しゴムを、人様に分けてやるのはあまりにも惜しい。
でもどうしても欲しいというので、高さ1センチの消しゴムを、1ミリほど、
カッターでうす~くスライスして後輩Tにやりました。
あのときの、
(たったこれだけかい)
というような、半ば驚きあきれたようなT後輩の表情は今だに忘れることができない。
そして、私のケチな性分は、あの頃から1ミリも変わっていないのである。
初投稿がいきなりラジオで読まれた私は調子に乗って2の矢を放ちましたが、世の中そんなに甘いわけはなく、以後は投稿などすることもなくなって、私の書いた文が公共の電波に乗ったのは現在に至るまでこれ一回なのでした。
ではまとめの一句。
ケチだから 賭け事なんか しませんよ
(↑「ヘタだから」も可。)
さて、本日は相撲に関する私の思い出話をひとつ。
今から20数年前、私が高校生のときのこと。
当時、ラジオの深夜番組で「デーモン小暮のオールナイトニッポン」というのをやっていました。受験勉強をしながら、録音したりして繰り返し聴いたものです。あの時代に、下ネタを一切使わないであれだけ腹がよじれそうなほど面白いラジオ番組があったのは、受験生にとってはオアシスのような存在で、私の高校の仲間はみんな聞いていました。
さて、デーモン小暮という人は、当時からすでに大相撲ファンとして有名でした。
そして、番組のなかで一時期、「相撲に関する俳句を作る」みたいなコーナーがありました。
そしてあるとき、私のアタマに一句浮かんだのです。
当時、「薩洲洋」(さっしゅうなだ)という、頭頂部の寂しい力士がいました。
おすもうさんは、マゲが結えなくなったら引退しなければなりませんからね。
そういう意味では「いつも土俵際」というか、「毎場所カド番の大関」みたいな力士だったのです。
そしてこの薩洲洋関と、松尾芭蕉のかの有名な
「古池や蛙(かわず)飛び込む水の音」
を組み合わせて作ったのが、コチラッ!!
「古い毛や かまわず抜けゆく 薩洲洋」
この句を作り、ハガキに書いてニッポン放送に送りました。
すると、数週間の後、なんとこのハガキが読まれてしまったのです!
私はもう、翌日の部活(卓球部でした)の部室ではヒーローでした。なにせあのデーモン小暮のオールナイトニッポンで投稿が読まれたのですから。
すると、後輩のTが、
「ねえねえY先輩、消しゴム来ました?」
と聞いてきました。当時、番組でハガキが読まれると、直径2センチ、高さ1センチくらいの「デーモン小暮金太郎飴消しゴム 」というのがもらえたのです。
その記念の品が、後日自宅に郵送されてきました。
「ねえねえ、Y先輩、少しでいいから、消しゴム分けてくださいよぉ~」
と、私にT後輩がねだってきます。しかし、私の実力で勝ち取った戦利品であるこの消しゴムを、人様に分けてやるのはあまりにも惜しい。
でもどうしても欲しいというので、高さ1センチの消しゴムを、1ミリほど、
カッターでうす~くスライスして後輩Tにやりました。
あのときの、
(たったこれだけかい)
というような、半ば驚きあきれたようなT後輩の表情は今だに忘れることができない。
そして、私のケチな性分は、あの頃から1ミリも変わっていないのである。
初投稿がいきなりラジオで読まれた私は調子に乗って2の矢を放ちましたが、世の中そんなに甘いわけはなく、以後は投稿などすることもなくなって、私の書いた文が公共の電波に乗ったのは現在に至るまでこれ一回なのでした。
ではまとめの一句。
ケチだから 賭け事なんか しませんよ
(↑「ヘタだから」も可。)
コメント
121. d(-。∂)good!!
- 2010-07-13 06:31
- 編集
122. Re: d(-。∂)good!!
クロちゃんおはようございます♪
消しゴムもらえますでしょうか(笑)相撲は本当に素晴らしい日本文化の一つの形だと思うのですが、なかなかそれを伝える場がないというか、わかりづらいところが残念なところですね。
しかし、次の日本人横綱が出てくるのはいつになるんでしょうねぇ。
消しゴムもらえますでしょうか(笑)相撲は本当に素晴らしい日本文化の一つの形だと思うのですが、なかなかそれを伝える場がないというか、わかりづらいところが残念なところですね。
しかし、次の日本人横綱が出てくるのはいつになるんでしょうねぇ。
- 2010-07-14 06:07
- 編集
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最後の句がd(-。∂)good!!です。
今もこのコーナーがあったら消しゴムが送られてきましたね。
相撲人気は日本の心が育てる心技体と思います。
ガンバレ日本人力士と、、、。
変な時代になりました。(^^)/