2007-09-17 07:13:31
秋のお彼岸の時期ということで今日はこの本を。痛快!寂聴仏教塾です。
今年のお盆前にいつも行く図書館に行ったらたまたまこの本を見つけ、借りてきて読んでみました。すると、読みやすいうえにとても面白かったんですよ。この面白さは瀬戸内寂聴さんならではと思います。
仏教にまつわるいろんな言葉の意味がわかり、(ああ、あの言葉はそういう意味だったのか)みたいなこともたくさんありました。
例えば「彼岸」という言葉は、煩悩や迷いに満ちたこの世をこちら側の岸「此岸」(しがん)と言うのに対して、向う側の岸「彼岸」ということとか。
また、お釈迦様と仏陀と阿弥陀如来様と観音様と仏様って、いったいどう違うのか、とか。
「南無阿弥陀仏」の、阿弥陀仏はいいとして、「南無」ってなんだ?とか。
般若心経には何が書いてあり、どういう教えなのか、とか。
そうした言葉の由来や解説がたっくさんされています。
あともちろん、人間はなぜ悩むのか、どういう風に生きたらよいのか、死んだらどうなるのか、などなど仏教が2500年受け継いできた教えも、優しく、易しく、時にユーモアを交えて書いてあります。
お彼岸の時期には亡くなった先祖や親しかった人に思いを馳せるいい機会ではないでしょうか。
そうした人たちはいつでも私たちをやさしく見守っていてくれるのだそうです。「千の風になって」ですな。
あと、「痛快!寂聴仏教塾」を改題し、文字主体にした新装版がその後寂聴 仏教塾として発売されています。
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