2008-08-21 22:26:00
8/10、境川の河口で竿を出したあと、もう一か所投げ釣りをしました。場所は親不知観光ホテル下の海岸。下の地図のところです。
親不知は新潟・富山の県境近くにある北アルプスの北側のエンドで、約10kmに渡って断崖絶壁が続いており、国道はその崖の上を通っています。
この海岸は、釣り人というよりもむしろ登山者のほうがよく訪れる場所なのかもしれません。
というのも、この海岸は北アルプスの登山道の北端に位置し、ここに下り立つことによって海抜0m~北アルプスの山々を自分の足で歩くということが達せられることから、この場所を訪れる登山者が多いためです。
親不知観光ホテルの国道を挟んだ向かいに、北アルプスへの登山道である、栂海新道の入口があります。
う~ん、オイラもいつかここを白馬岳あたりから歩いてみたい。
釣竿を持ってカメラを首からさげ、クーラーとカメラバッグを両肩からさげて、すべって転ばないようにゆっくりよろよろと山道を下りていきます。
久々の山歩き気分を味わいながら5分ほど歩くと、海岸に下りる階段脇に古いトンネルがありました。
トンネルからは冷気が流れ出していて天然のクーラーでした。おお!これは涼しい!しかし・・・
トンネルの奥はいったいどこまであるのかわからない真っ暗闇です。ワタシはこういうところは苦手;
階段を下り始めると、V字谷の間に海が見えてきました。
海岸に目をやると、登山者らしき格好をした若そうな男性が一人佇んでいます。
私が階段を下りている途中でその男性も階段を上がってきてすれ違うことになったので、どこから歩いてきたのか聞いてみました。
すると、(親不知)駅から来たとのことで、これから山を登るとのこと。
てっきり山を下って来たのだと思い込んでいました。とりあえず白馬岳(2,932m)を登り,行けたら鹿島槍ヶ岳(2,889m)まで行くと。
むむむ! ここから鹿島槍までとなると、頑張っても3、4日はかかるぞ。
鹿島槍ヶ岳は北峰と南峰の二つの山頂を持った双耳峰で、とってもカッコイイ山です。私も三年前に登りました(その山行記はこちら)。
じゃあがんばって下さいと激励して別れました。
そして海岸に下り立ちました。ここが、夢にまで見て日々悶々としていた親不知観光ホテル下の海岸か。ついにやってきたのだな。
ここでの投げ釣り釣果は見聞きしたことがありません。しかし、川も流れ込まないゴロタ石の海岸ですし、海底も岩や根があって当然です。
そこで、今回はジェット天秤の30号を持ってきました。並継竿にジェット天秤をつけ、まず一投目は仕掛けをつけないで試投して海底の様子を探ります。
目いっぱいの力で投げましたが、ただでさえ非力な上に足場も悪いので5色半ばを出すのがやっと。
サビくと、ところどころ引っかかる感じはあるものの砂地もあるようで、これなら釣りができそう。
そしてデカイのが来てもいいように、しっかりとした市販の3本針(6号)投げ釣り仕掛けをセットし、再び渾身の力を込めて天高くキャストしました。
オモリが着底してサビくと、やはり何かに引っかかる感じがします。そこへ、ビクビクビク!とアタリが。
根に潜り込まれないうちに大きく竿をあおり、急いで巻き上げます。キスキス、キス来いキス・・・
しかし・・・
境川河口と同様、またもや一発目はベラのお母さんでした。
その後は投げると「ずっぽし」根に大当たりしたり、サビく途中で根掛かりしたりしてジェット天秤を4個ロスト。
まだまだやる気はあったものの、海水浴客らしき家族が私の釣りの終わるのを浜の端っこで待っている様子だったのでこれにて店じまいとすることに。結局キスの型は見れずに終了。
わざわざこんなとこまで来て根掛かりとも戦わなきゃならんのですから、ここでふつうに投げ釣りをするインセンティブは感じませんね。
でもまあ親不知周辺は巨ギスのメッカですし、根掛かり前提で仕掛けをたくさん用意して臨めばすごいのが掛かるかもしれません。とりあえず場荒れはしてないでしょうから(爆)。
ちなみに、ホテルからの下りは5,6分、海岸からの上りは7,8分といったところです。
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