6/22は会社に休みをもらって、
シーサイドライン方面にキス釣りに行ってきました。

この日も
前日に続き、今まで竿を出したことのない釣り場ばかり6ヶ所たずねてきました。
まずは
大磯という岩場。
すぐ近くに獅子ヶ鼻という有名な磯がありますが、この大磯も釣り師の集うところです。ルアー釣りの方が3人と、サビキ&投げ釣りの方が1人おられました。
大磯の両脇は根があるので、沖正面を狙って投げます。
根掛かりはありません。
しかしこの日はフグにハリスを切られるばかりでキスやその他の魚は見ることができませんでした。隣で投げ釣りをしていたおじさんがチビアイナメを上げたのみ。
んがしかし、そのおじさんは釣れたクサフグをクーラーに入れて泳がせています。
「フグ要らんかったらくんなさいな。皮むいてワタ取って食べるんだよ」
へ~、クサフグは食べられるという話は聞いたことがあったけど、ホントに食べる人には初めて会った。
内臓に毒があるから内蔵を取れば食べられるけど、知らない人はやめといたほうがいい、とおっしゃっていた。
結局20分ほど粘ったけどキスの型は見られず。すぐ近くの獅子ヶ鼻はキス釣りのポイントだし、条件が良ければ大磯だって釣れないところではないと思います。
お次は間瀬下山海水浴場から北側の大谷トンネルを越えたところにある、幅100mほどの小さな浜。「
大谷トンネル北口の浜」とします。ここはマイナーだけれども釣りシーズンにはキスの好ポイントとなるところ。
2人組のお兄さんが先客としておられた。
仕掛けをセットし、えいこらしゃ!とキャスト。並み継ぎ竿はセッティングが面倒なので、車で移動しながらの釣りのときはいつも振り出し竿です。んなもんで4色いっぱい出すのがやっと。
根掛かりは皆無。気持ちよくサビけます。
そして本日最初のキスゲット!
帰り際に道路の上から浜を見返すと、先客のお兄さんが良型のキスを3点掛けされていた。
大谷トンネル北口の浜は3匹。本日もキスが釣れることがわかればそれでOKです。
次なる釣り場は、さっきの大谷トンネル北口の浜からほんのちょっと北側に行ったところ。
車で道路を右にカーブして少し行くと左側に車を数台停められる駐車スペースがあります。
そこから今来た道沿いに歩道を歩いてやや戻ると、「矢川放水路トンネル」という隧道の出口があって、少しだけ砂が着いているので下りられます。
う~ん、ここはかな~りマニアックなスポットではないかな。しかし、マニアックな人生を送る私のような人間にとっては、こうした場所ほど心底気に入ってしまう。
(矢川放水路出口)
正面の岩越しに沖目へとフルキャスト!沖目は根などはなさそうなものの、2色目あたりに根の広がりが上の道路から確認できたので、その前で巻き上げ。岩の左側にて取り込みます。
うわっ!こんなトコでの3点掛け!うれぴー♪ ということで、矢川放水路出口はこの3匹。
マイナーなポイントで釣れて気を良くし、今度は駐車スペースに戻り、その前に広がる幅100mほどの浜へ。
ここは住所的には角海浜となるところ。
ここも投げてみますが根掛かりはほとんどなし。しかし魚もあまりいないみたい。
リールを巻きながら、退屈しのぎにビーチコーミング。
ペットボトルとかプラスチック製品なんかはいりませんけど、昔ながらの陶器やガラスの破片、貝殻や海の生き物のかけらなどは味があっていいですね。これはお土産に持って帰りました。
そしてなんとか1匹掛かってくれた。
今日もピンギスちゃんは海にお帰りいただいてます。角海トンネル南口の浜はこの1匹。
さてさてお次は本日一番の難所、立岩~松の下あたりの岩場。
ここもず~~~っと前から一度来てみたいと思っていたところ。なにせ会社の転勤の関係で東京に住んでるものでなかなか新潟には来れないのです。やっと来ることができて感無量。
(海に突き出ているのが立岩)
ここは投げ釣り師はあんまり来ないのではないかな~。こんな釣りづらいところ、来る理由がないもんな。しかし、月曜日にもかかわらず先客のルアーのお兄さんがおられた。
(大きな松の木が何本か生えていて、それで松の下と呼ばれるんだと思います)
上の道路から海を見ると、海岸右手のほうはあまり根もなさそうだけれども、左手のほうは点々と根が視認できる。でもまあそれほど釣りづらくもなさそうだ。
国道脇に駐車スペースがあり、そこから北側にやや歩くと、海岸に下りられる場所がある。しかしかなり急な坂道で、ロープが添えられている。
駐車スペースから直に海岸に上り下りできなくもないが(ワタシはやってみた)、あまりオススメはしない。というか、この釣り場自体まるで一般向けではないのだけれども。
ロープのある下り口から下ったあたりで数投してみたものの素針を引くばかりなので、左のほうへと移動。
ここでも何度か投げる。この付近は根がわりとあるように見えたが、運よく根に引っかかることもなかった。そしてキスが来てくれた。
更に左手を見やると、山際が平らに整備されていて投げやすそうなので行ってみた。
ほほう、これはなかなか投げ釣りにおあつらえ向きの場所じゃああ~りませんか。
ということで気持ちよくキャスティング。岩場だと全力では投げられませんから。
ここでも型は小さいものの1匹追加。
やっぱしこういう人の来ないところはいいなあ。大自然をひとり占め。
さて、キスの型も見ることができたし引き上げるべか、と店じまいしていると、背後から
と野太い羽音がします。
なんだ?と思って振り向いたら、
オオスズメバチ! しかも、ものすごくデカイ! (20%増量?)
ひえ~;こんな誰もいない、しかもケータイも圏外のミョーなとこでスズメバチになんか刺されたらたまったものじゃありません。早々に退散してきました。
岩山の上に咲いてたイワユリの花に寄って来たのかな?まあこっちのほうがお邪魔してるわけで。
ということで立岩~松の下は3匹。
そして本日の最後は越前浜。越前浜は夏は海水浴場として賑わうところですが、私は投げ釣りで訪れるのは初めてです。
そして、この日私が越前浜で訪れたのは、海水浴場から国道402を車で5、600mほど四ツ郷屋方向に行ったポイント。
浜へとつながる小道があるのですが、入口は車止めがされていて車は入れません。この道自体廃道のようです。海に向かってやや右斜めに道がついています。車を停める場所は限られるので工夫してください。
広い浜を歩いていくと、左右にどこまでも延びるかのような砂浜が広がっています。
さすがに月曜日の、しかもマイナーな場所ということもあって見渡す限りだ~れもいません。
そして、遠く霞む佐渡ヶ島に向かって渾身の力を込めてキャストォ~~!
追い風に乗って5色半ばまで出ました。まあこんなもんでしょ。
しかし、7色とか8色とか飛ばす人がいるって聞きますけど、ホントに仕掛けをつけて、追い風なしで、高いトコから投げるのではなくて、糸フケを取ってもそんなに飛ぶもんなんですかね?私は並み継ぎでも6色が限界ですが。
ここも根掛かりはまったくありません。完全な砂地です。
ふと浜を見ると、右のほうの浜に打ち上げられた海水が左手のほうに小川のようになって流れていて、あるところで海に流れ出しています。
そんなに大きな流れではないのでポイントとなるほどではないかなとも思いましたが、この小さな流れの出口の正面に投げてみると、、、
まずまずの型を含む3点掛け。ああ、やっぱキス釣りのブルブル感は堪えられんね。
11時過ぎになり、天気予報どおり雨も降り出し、この後東京までクルマで帰らなければならなかったのでこれにて打ち止め。越前浜は5匹でした。
釣ってきたキスは昼飯に、塩焼きにして食べました。純白の白身のキスの塩焼きが食べられるのは釣り人の特権です。上品な甘味がたまりませんね。焼酎のロックが欲しかったがここはガマン。
2日で新規のポイントを11ヶ所訪れて、そのうち10ヶ所でキスの型を見ることができて良かったな。まあそれくらいどこにでもいる魚ってことです。新潟は海が静かなときであれば、年内いっぱいはキス釣りが楽しめるでしょう。