「越後七浦遊歩道」探検記

先日お盆休みに新潟の実家に帰った折、以前から気になっていた角田岬裏の越後七浦の遊歩道を歩いてきました。


場所は下の地図のあたり。



こちらは角田浜海水浴場。奥に見える山が角田岬で、上に灯台が見えます。角田山への灯台コース登山口でもあります。






角田岬まで行くと、このような小さいトンネルがあり、岬をくぐれるようになっています。





入り口の看板には「1187年、源判官義経が兄頼朝に追われ、奥州平泉に海路おちのがれる際、追手を避けて舟とともに身をかくした洞穴と伝えられている」とあります。



トンネルを抜けると、岩壁が湾曲して凹んでいて、洞穴が見えるところに出ます。ここが「判官舟かくし」なんでしょう。






トンネルを出てすすんでいくと、「立ち入り禁止」の看板があります。下の写真中央部に見えるやつです。






まあせっかく来たんだから、自己責任で行きますからということで先に進んでみることに。















道は狭く、海は波が渦巻いています。また、道はところどころ波をかぶって濡れていました。

10分ほど歩いたでしょうか。歩く先に小浜が見えてきました。






もう少し行くと、小浜の手前で道がなくなっているようでした。








緑の草壁をバックに広がる小ぢんまりとした小浜。私が以前訪れた小浜の記事はこちらです。


紺碧の空と小浜の緑壁のコラボレーションを満喫し、来た道を戻ることに。













往路でも冷や冷やした、「ドドドドド!」と波が打ち付けるポイントを、波が引くタイミングを見計らって前に進みました。


後ろを振り返ると、通り過ぎた恐ろしげなポイントが波立っています。






                             と、




  







                      ぬをををををををを~!!!!
















                         (どっぱ~ん!)





これぞまさしく怒濤!波が岩壁にぶつかる轟音がまるで地鳴りのように響き、野獣の咆哮のようにも聞こえます。すごい迫力です。マジびびります;



というわけでなんとか無事戻ってまいりました。








ええっと、やっぱというか、さすがの立ち入り禁止のゾーンでした。あれじゃあ何かあっても行政サイドとしては責任取れないでしょう。山肌はもろくてすぐにも崩れ落ちそうな岩壁ですし、遊歩道には柵も何もなく、海は絶え間なく荒波が打ち寄せていて危険度満点ですし。


元はといえば、この遊歩道で投げ釣りができないかしら?と思ったのがここに来ようと思ったきっかけだったのですが、なかなか厳しそうですね。


私はこの日は運よく何事もなく戻ってこられましたが、やはり万が一のことがあるといけないので、行くのはよしといたほうがいいと思います。




1271年10月、寺泊を船出した佐渡配流の日蓮聖人が、強風のため角田浜に漂着したんだそうです(詳しくはこちら)。この日無事に行ってこられたのは日蓮聖人の御加護のおかげと感謝いたします。

未来の車はもうそこまで


先日、ホンダのカーオーナー向けの冊子が届きまして、第一の特集が「水素で走るFCXって何だ?」というものでした。ホンダのFCXについてはこちら


中を見てみると、燃料電池車であるFCXに、作家の村上龍さんが試乗されていました。その乗り心地は村上さんいわく、「ウインドサーフィンで風に運ばれていくような感覚」だったそうです。エンジンの振動がなく、滑らかな走りだったようです。


この近未来の自動車である燃料電池車、皆さんもう御存知のことと思いますが、水素と酸素を燃料にして燃料電池が発電した電気でモーターを回して走り、CO2などの排出ガスはゼロ、出すのは水だけという究極のクリーンカーです。


現在日本とアメリカで30台ほど納車されて走っているんだそうですが、まだまだ値段的にはお高いのでしょうし、水素燃料の供給拠点も限られているはずです。


しかしながら、2020年頃には燃料電池車の量産体制が整う見込みなのだそうです。


これはすごいことだと思いませんか?あと10年ほどで、車が排気ガスを撒き散らさないで、水しか出さないで走るようになるかもしれないんですよ。


その頃私は50歳前後になっていると思いますが、私の子供らはちょうど車の免許を取る頃だと思うのです。子供の教習車や、初めて買う車が燃料電池車になっている・・・なんてことも夢ではなさそうです。




村上さんの文章の最後にはこうありました。


「そして、スロットルを踏み続けていると、風に運ばれて、そのまま空に舞い上がっていくのではないかと思った。その感覚、気持ちの良さは言葉にできないものだった。わたしは生まれて初めて、長生きしたいと思った」


排気ガスを出さない燃料電池車が世界中で走るようになったら、地球の温暖化もかなりブレーキがかかるんじゃないでしょうかね。ホンダの技術陣に頑張ってもらって、一日も早く燃料電池車に乗りたいものです。できればリーズナブルなお値段で・・・

「板谷バカ三代」


さあさ、夏も本番ということで、「笑って暑さを吹っ飛ばせ!」ということで本日はこの本の御紹介。


板谷バカ三代という本です。



そもそもこの本の存在を何で知ったかというと、図書館に行って「子供に読ませる何か面白い本はないかな~」と探していたところ、図書館の子供向けコーナーに「面白い本を紹介する本」ばかりを集めたところがありました。


そのなかに、現代国語教育界の大御所、齋藤孝大先生の本がありまして、その中で「これは面白い」と紹介されていたのです。


ちなみに私は、その本以外でも齋藤大先生が「板谷バカ三代」を推薦しているのを目撃しているので、先生もよほどお気に入りなんだと思います。




内容のほうは、著者であるゲッツ板谷氏の家族などのバカな日常を綴っているものなんですが、まあこれが尋常ではない可笑しさなんですね。


悔しいですが(なんで?)、人にこれほど笑わされたのは久しぶりですし、「ゲラゲラ」笑える文庫本という点では私としては生涯で一番笑った本かもしれません。




会社帰りの電車の中で読んでいて、何度(ヤ、ヤバイ;)と爆笑しそうになるのをこらえてページを閉じたかわかりません。


この本を読んで一箇所も笑えるところがないという人は、よほど達観した人というか、オトナの方でしょう。





ゲッツ板谷氏を取り巻く人々の、普通はアリエナイんだけど実際に起こってしまっている爆笑な出来事の数々。


たまにはこういう本で笑って体をほぐしましょう。笑いは体にいいのです。

「甲子園への遺言」


もうすぐ夏の甲子園も近いということで、今日は近頃読んだ本の中からこの本のご紹介です。




本のあらすじを、冒頭部分から抜粋させていただきます。

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 平成16年夏、1人の高校教師が膵臓癌で亡くなりました。

 還暦を迎えて半年足らず、まだ60歳でした。

 その高校教師には、特異な経歴がありました。なんと約30年にわたって、プロ野球の打撃コーチを務めたのです。

 渡り歩いた球団は、南海、ロッテ、ヤクルト、ダイエー、中日、オリックス、そして千葉ロッテ。野球の質が、パワーから技術へ、そして諜報戦から総合戦へ、さまざまに形状を変えていく中、彼は常にその最前線にいました。

 そして、七つの球団で独特の打撃理論と卓抜した洞察力を駆使して選手たちの指導をおこない、時に相談に乗り、汗と涙を共有しながら、気がつけば、のべ30人以上のタイトルホルダーを育てていました。

 しかし、その伝説の打撃コーチは、50代半ばで一念発起し、高校教師になるために通信教育で勉強を始めます。そして5年かかって教員免許を取得し、社会科教師として教壇に上がり、「甲子園」を目指しました。

 その人の名は高畠導宏(たかばたけみちひろ)さんといいます。


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私はコーチングについての本を探している中でこの本を見つけました。


高畠さんは、指導に当たってはとにかく選手をほめるのだそうです。ほめてほめてほめまくる。短所を直すより先に長所を伸ばし、そして気がつくといつの間にか欠点が克服されているのだそうです。


また、大変面倒見もよいことから、野球界には高畠さんを慕う選手が数多くいるそうです。


挙げるときりがないのですが、落合、小久保も高畠さんの門下生ですし、高沢、西村といったロッテの首位打者も高畠さんの指導によるものだそうです。この本の中にはもっと多くの選手の話が出てきます。






「才能とは、逃げ出さないこと」

「平凡のくり返しが非凡になる」


そして、

「氣力」(気でなく、氣)の大切さ、などなど、書ききれないほど味わい深い言葉が随所にちりばめられています。


部下を持つ上司、若手を育成したい管理職、コーチ、学校の先生、あるいは親、などなど指導すべき立場にある人には是非読んでもらいたい、心が熱くなる感動の一冊!




ちなみに本の帯は、「読みました。泣きました」長嶋茂雄氏大絶賛! とも書いてありました。




そして最後に、この本のトビラ部分に書いてあった文がまた素敵だったので紹介させていただきます。


  あなたは絶えず、そしてできるだけ多く、種を蒔かねばならない。

  それがあなたの生涯の仕事である。すべての種が芽を出すとは限らない。

  といって、すべての種が、石ばかりの地面に落ちて無駄になるわけではない。

  試してみなさい。試してみること、着手することによってのみ、最も偉大な事柄も成就するものだ。


                       -----カール・ヒルティ「眠られぬ夜のために」

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