2005-07-08 16:51:34
それは7月4日の会社帰りのことです。いつものように国分寺駅を降り、改札を出て歩いていると、後ろのほうから男性がすごい勢いで「ビューン!」と私の脇を駆け抜けて行きました。
その人はちょっと小太りで、年は30歳代というところでしょうか。肩にサラリーマンがよく持っているような黒いカバンをかけていました。
何をそんなに急いでいるんだろうと思う間もなく、今度はもう少し年配の男の人がその人の後をこれまた「ビューン!」と追いかけるように走っていきました。
(??)なんだ?なにがあるんだと思っていると、今度はその後を専門学校生風の女の子がさらに「ビュン!」と走っていきました。
駅ビルの中でのことなので、周囲の人は「何事か」と狐につままれたようになっていました。
泥棒だったら「ドロボー!」とでも叫ぶのでしょうが、そうではないようです。
TVの撮影でもやってるのかなぁなどと思いながら駅ビルから出て交番の前までくると、先ほどの、2番目に走っていったおじさんが向こうからハアハアいいながら歩いて戻ってきました。そしておまわりさんに言いました。
「・・・(ハアハア;)痴漢です」
ああ、そうだったのか。あの一番最初に走っていったのが痴漢だったのだな。確かに「痴漢だー!」ってのは叫びにくいもんな。話を聞いたおまわりさん2人が、自転車で後を追いかけていきました。
その後その痴漢がどうなったのかはわかりませんが、後から疑問がわいてきました。
その痴漢はいったいどのように痴漢行為をしたのだろうか?駅ビルの中を走っていったということは、すれ違いざまにお尻でもなでたら騒がれてしまい、あわててつい逃げることにしてしまったのか?それとも電車の中で痴漢をしてたしなめられ、しらばっくれながら改札を出てそこから全力疾走で走って逃げることにしたのか?
そしてもうひとつの疑問は追いかけていったおじさん。正義感で追いかけていったのか、それとも女の子の関係者だったのか。正義感なら、すごい人がいるもんだなあなどと思いました。
おそらくですね、例の痴漢は捕まったのだと思いますよ。なにせプルルンというか、ポヨヨンというか、「立派な体格」でしたから。きっとここ10年くらい全力疾走なんてしたことなかったんだろうなぁ。
きっと会社にも連絡されちゃって、面倒なことになってるんだろうなぁ。なにせ逃げちゃってますからね。「やりました」って認めているということですもんね。
まあ自業自得ですな。合掌・・・